ダミー?仕上げて外部依頼した案件が消失
研修1か月半にもなると企業側も実行犯も慣れてくるのか
犯行は大胆になってきました。
処理したデータ1件、完全消失
といっても、仕上げたデータを1件消すぐらいは
よくある、簡単な手口です。
おそらく、今回の案件は、そもそもダミーだったのでしょう。
そうでなければ、実存する外部担当に依頼データを送信したのですから
本当に何かのミスで消してしまっていたら、復旧作業が大変だったはずです。
それが、研修スタッフを呼んだところ、極めて淡々と
「ああ、これ、最初から何も処理をしていなかったことになっているから、最初からやってみてみださい」
という指示だけが出ました。手元で確認するシートは、一度フル確認して、上長サインももらってありました。
それを見て後から依頼したスタッフも「あ、ホントだ。~さんサインしてる」と笑っていましたが、処理後のデータ消失と聞いて新人たちは、さすがにぎょっとしていました。
まったく、大人げない犯行です。
こんなことができるのは、やはりダミー案件だったのでしょう。
やり直しさせて、時間稼ぎ
企業の退職工作では、1週間~3か月以内にターゲットを退職させます。
2か月目に入って退職時期が迫ってくると、
企業は退職者が不自然な退職ではなかったという理由を作りはじめます。
研修についてきていない。
指示を理解しない、従わない
間違いが多い、処理が遅い
本人が納得しない。不満を持っている。
といったという記録や、それを説明できる結果を残しておく
ように、コツコツと時間稼ぎやトラップを仕掛けて実績をつくらせていきます。
欠勤、遅刻、勤務データのねつ造
今回の仕事では、勤怠データを出社直後にPCを立ち上げて入力します。研修室では全員が一斉に立ち上げるせいか、何日に一回かはPCの立ち上げが異様に遅くなる時があります。その日は、立ち上げ中に、朝の号令やあいさつがあり、リーダーの話を聞いているうちに時間が経過してしまいました。
今までも似たような状況で遅れても、翌日にはデータが正常に直されていたのですが、1日体調不良で欠勤した翌日から、そろそろ扱いが不安定になってきました。
病欠の翌日は、地震で電車が2度合計15分以上遅れたのですが、
就業先では、それは遅刻扱いのままにされ、派遣会社に提出して処理するよう指示だれます。つまり、就業先では、現在のところデータ上、遅刻、病欠、遅刻と3日間の記録が作成されていることになります。
実際は、1日病欠しただけで、前後は電車遅延が1回だけです。
基本的によほどのことがないかぎり勤怠は無遅刻無欠勤の私ですが、この機会に勤怠さえも不安定だったというデータを作成している可能性があります。