ラスト3日間。最後まで続くハッキング、改ざん、イジメ
場外バトルは、想像したより楽しめています。
退職前3日間は、まるでハッキング版障害物競争です。
私の脳内では、なつかしい運動会のBGM「クシコス・ポスト - YouTube」
が鳴り、テンポよく仕事が、いえトラブルをこなしいく毎日です。
きょうは、室内の温度が上がっていつもの2倍の飲料を飲んでしまい、トイレに立つ回数も増えてしまいました、そんなことも「目につく」のか、2度目のセキュリティカードロックをかけられました。
部屋から出ようとすると、システムのセキュリティカードを預けるID,暗唱番号を入力しようとすると、暗唱番号でなく最初の4桁を入れる段階でストップがかかる。つまり、暗証番号の間違いではなくIDを入れはじめた途端にロックされるわけです。IDそのものを拒否するように、単純にロックがかけられていました。
前回と同じです。
特定の人物の行動を制限できる権限を持つ、恐らく同じフロアにいる管理職の誰かの仕業です。前回と同じですね。
無事トイレに立って戻ってくると、今度は汎用システムのハッキングがはじまりました。入力した直後から追いかけてくる障害物競争は気が抜けません。運動会のように障害物が目に見えていたらいいのですが、システムの中ではどこに誰が潜んでいるかわからないからです。
大変な事態に遭遇しているわけですが、
目の前の仕事を楽しまない手はありません。
初日は、新人向けの70%(7件/1日あたり)で、先輩たちのノルマが1.0。つまり1日10件の仕事を8件割り当てられました。
8件といっても、辞める人間には引き継ぎのない簡単な案件が割り当てられるため、私は研修室にいる時と同じように午前中で仕事を片付けてしまい、ゆっくりと見直し、スタッフのチェックをもらってゆっくり提出しても15時にはやることがなくなりました。
それは、同僚たちがデビューしはじめた今も同じです。
通常の2倍をいただいても、前半を午前中に片付け、
午後のスタートまでに、トリプルチェックをして時間を稼ぎ、
後半も、朝と同じように1時間で処理し、リーダーのチェックにまわして一旦終了します。
ゆっくり、さらにゆっくりやっても。終業時間1時間前にやることがなくなります。トラブル対応といっても、1件あたりに必要な設定やポイント自体が数件ほどで少ないからです。今日は、最後にやり直しが出たため、定時までやることができて助かりました。
2日目の今日は、これまでの件数をこなさせない方針が一変し、同じ処理を20件割り振られました。それでもやっぱり、
大量に割り当て、忘れたころに最初に処理したデータを改ざんし
間違ったと指摘する。
それでもミスが出てこないと、今度は入力間違いをねつ造する。
見落とし勝ちな同じ設定の2番目(画面のはるか下にある)を
セルフチェックやリーダーによる修正依頼を終了した後のタイミングで
改ざんし、気づかないまま提出させようとする。
つまり、修正してOKをもらっても、最後に提出する前に改ざんされてしまうから、全ての設定や入力項目を提出直前まで5段階の工程でチェックし続けなければやられてしまうわけです。
どうしよう。面白くなってきた。
と悪乗りしてしまい。結局5段階のチェックをいかに効率的に、やられないようにこなすかに躍起になっていると、大事なところで凡ミスが出てしまいました。
なんと、最後の設定変更=本来の業務対応を間違えてしまい
ほぼ前件、といっても各件の1設定を変えるだけですが、
やり直し、、、。15分ほどで済む作業ですが、
今回の実行犯たちを歓喜させてしまったことでしょう。
過去にやってきた改ざんも、本当は本人が普段から
こんなミスをしていた。これまでも、全て自分でやったのだと言いやすくなるからです。
彼らの目的が何であれ、
退職前の人間にリーダーに時間をかけっせないよう
表向きは何度もセルフチェックすることはとても大切な仕事です。
明日はやっと今回の仕事納めになりますが、
私にとっては、通過点。
さらに鍛えていただけるように、あと一日がんばります!
それに一番良かったと思うことは、
こういった攻撃は、間違いいなく、どんな研修より個人を鍛えます。私の処理スピードや対応は、常に犯罪と隣り合わせで煩雑になり、
ねつ造されたミス
勘違いさせられて実行してしまったミス
本当に自分でやったミス
が見分けやすくなり、普段の仕事の要領やスキルが身に月やすくなることです。
何より、やられ続けていると、どんどん強くなって確実にやられにくい自分ができていくのです。
私はまだまだ駆け出しですが、先輩たちはこうして職場に定着していくのでしょう。
そうでなければ、企業は、100%退職させるつもりで(今度の会社はそうでしたが)野垂れ死ぬまで仕事をさせない、
つまり殺人罪、殺人教唆の犯罪を請け負って実行していることになります。
そうでもない。多くの被害者がどこかの会社で続けて働けているというのであれば、ぜひ、身をもって証明していただきましょう。
もう、簡単には辞めませんよ。
さて、企業は、この先、どうなっていくでしょう?