Crime Days

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企業と犯罪、不正

初日からの早期退職工作が続き、あと1週間で2か月になります。

企業の退職工作のパターンは驚くほど似ていて、

 

  最初の2週間で一気に退職させる

  1か月目で、業務ができないほど情報工作や孤立化を図る

  研修終了と同時にテストで落とす工作

   (テストや実技で立ち行かないよう情報操作をする)

 

など、いずれかの時期に、まずは自主退職させようとします。

この工作に慣れてくると、被害者も企業の狙いどおり驚いたり、自信を失ったりはできなくなります。そこで、企業はどうしても退職させるために別の理由を用意しはじめます。

 

前職の場合は、ミスや取り返せない情報漏洩を行わせようとしたり、でっち上げようとし、かなり危ない橋を渡って不正行為を行ってきました。

そして、最終的には業務上にしかけた内容では決定的な適応不足や情報漏洩などの問題につながらず、入社1か月半をすぎてから唐突に「入社書類不備」という理由をつくって企業都合させる決断をしたのです。

 

退職工作には、様々な手段が使われるようです。

 

いずれにせよ、この段階になると私はただ企業を静観します。

企業の在り方、犯罪に対する考え方がわかりやすく現れる時期だからです。

 

どの企業にも言えることですが、彼らが主体となって犯罪を実行しているわけではないこと。必ず外部からの要請があり、その会社なりに受け入れ、受け入れ部署の判断や流れの中で犯罪が実行されていきます。

企業の在り方や犯罪を受け入れて実行するあり様もさまざまです。

 

また、時代や時期によっても企業と犯罪のかかわり方は変わるようです。

ここ1年でも、企業側が犯行の証拠が出ないための対策や社員のモチベーション管理がより自然に実行するようになりました。まるで犯罪に協力し、目的を達成して実績を上げることが今時の企業のたしなみであるかのように積極的に取り組む様子が見られます。人の身体やモノを傷つけたり、奪ったり、精神的にコントロールしようとしたりといったことが、企業としてこなすべき命題の一つのように実行される様子には驚きます。

 

企業としては、早期退職者は長い間ダメージであり、厄介者として露骨に拒否感を以て取り扱ってきましたし、中小企業では今でもそうです。ところが、ターゲットを追い出す場合に限っては、大企業や中堅企業ではある程度予算があり、人員や時間、コストをかけて積極的に取り組んでいます。

 

さて、今回、私は何を目撃することになるでしょう。

企業は、一様に人を退職させることに、それほど大きな意味を考えていません。

依頼に応じているだけだという認識です。

それでも、彼らはその人がどの会社にいっても早期退職工作を実行される人材であることを知っています。そして、自社でもいかに上手くやるかに苦心しているのです。

 

私はこの先も、企業に、可能なかぎり提示し、答えを探ります。

 

あなたたちが知っている、この犯罪の最終目的について、どう思うか。

同じ町で、定期的に人が死んでいることを知っていて、この犯罪に協力することについて、今後どう考えていくのか。

 

企業の考え方は、現場で実行犯になるスタッフのモラルにさえ影響します。

 

この機会に実行犯になり、また実行犯の代わりに犯行に及んだスタッフは

普段はやらない犯罪に手を出し、それが全く問題がなく、正しいことだと

いう認識まで持つことになるからです。

 

バレなければ、直接手を下さなければ、

皆で少しずつやれば、「人を殺してもいい」。

会社の一員としてやっているかぎり、問題はない。やっていい。

 

私の周りにいる人たちの、犯行前後の様子から感じることは

やはり企業の中だからこそ、犯罪が実行され、

人によっては楽しんでしまっていることでしょうか。

 

この流れに、被害者が悩み、犯罪や不正行為を淡々と実行する社員たちに向き合ってしまったら、恐らく身が持ちません。

 

私自身は、良くも悪くも常に他にやることや考えることが多いため、職場で起こることのほとんどをスルーして、記憶にする情報を蓄積する以外のことは考えていません。

 

この社会に拡大してしまった闇は、私の取り扱える問題ではありません。

取り扱える範囲で、未来につないでおきたい点は、常にたった一つ。

 

   この犯罪の最終的なゴールが「殺人」であること

 

とても残念ですが、これは事実です。

それは、これを読んでいる実行犯、協力者、目撃者全員がよく知っていることでしょう。その1点を、多くの人と企業に問いかけ、未来に向けてこの事態を続けるのか、問いかけ続けていこうと思います。

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